薬剤師のいる薬局と調剤薬局
病院の近くなどに店舗を構えていて病院から処方箋を提出する薬局を調剤薬局と呼ぶことも有ります。
ですがよくよく考えてみれば、薬局であれば、原則として調剤ができます。
逆に言えば調剤のできない薬局は薬局ではありません。
ということは実質的には薬局イコール調剤です。
従って調剤薬局と言うのは、厳密に言うならちょっと不自然な呼び方になります。
あくまで厳密に言えば、ということですが。
従って多くの人がこの言葉のちょっとした矛盾に気がついていないかと思います。
そういった事情があるので、もし「調剤薬局」という名称が通用していると、それでは「薬局」と「調剤薬局」がまるで別の形態であるかのように誤解される恐れがあります。
先ほども紹介したように、調剤を行なうところが即ち薬局です。
薬局では全て調剤業務を行っています。
従ってそうした誤認、誤解を防ぐために、法的強制力は無いのですが、新規の薬局が開業する際には、「調剤薬局」という名称を避けることが求められているそうです。
私達が普段何気なく「薬局」という言葉を使用していて、同時に上に挙げた「調剤薬局」も、実際のところ私達の多くが目にしたことが有るかと思います。
実に微妙な言葉の違いですが、実際には非常にデリケートな問題を含んでいると言えます。
今度皆さんが何処かで「薬局」と言う言葉を聞いたり、或いは「調剤薬局」という言葉を目にしたならば、皆さんもこうした違いを思い出してみてください。
2011年11月19日 |
カテゴリ:薬剤師
薬系大学に進学するには
最近、大変興味深い質問を拝見したのでご紹介したいと思います。
「私は、工業高校に通う1年生なのですが、薬剤師を目指したいと思っています。
通っている工業高校は、決してレベルが高いといえませんが、その学校を選んだ理由としては、当時、あまり将来の事を考えてなく、家から近い事を基準に選んでしまったのです。
しかし、入学してから、将来の事を真剣に考える様になり、母と同じ職業の薬剤師を目指したくなったのです。
薬系大学の難しさはしっていますし、私立の薬系大学ならば学費が高いので国立の薬系大学を目指そうと考えています。
私の様な工業高校から薬系大学に進んだ事がある方の話しを聞きたくて質問いたしました」実は私の親族に、この質問者と同様に工業大学から薬剤師になった人がいますが、身近で見ていても大変な事はわかりました。
まず、工業高校の勉強は、薬剤師になるために必要なものとは異なりますので、学校から帰ってきてから寝るまでは毎日勉強をしていましたし、休日に出かける事などは稀で、一日を費やして勉強をしていました。
その様な努力が実り、国立の薬系大学に進む事が出来たのですが、それでも成績はぎりぎりだったそうです。
ですから、工業高校などから薬剤師になる事は決して不可能ではありませんが、人の何倍も努力を行わなければなりませんし、思いつきでなれる程甘いものでもないのです。
2011年11月11日 |
カテゴリ:薬剤師